どのような家にするのか考える

生活シーンを明確にしておく

注文住宅は一生のうちで最も高額な買い物になることが多いはずです。だからこそよい家を建てるためによく考えて悩むことは必要です。間取りや生活動線を考えることは大切ですが、もっと重要なのは生活シーン全般をイメージすることでしょう。家の善し悪しを決定する最大の要素は、住みやすいか住みにくいかです。高額な費用をかけてこだわりの住宅を建てても、自分や家族が住みにくいと感じてしまえば、それはよい家とは言えません。そして住みやすい家とはストレスが溜まらない家でもあります。不便を感じたり落ち着けなかったりするようでは、理想の家から程遠いでしょう。よい家づくりを考えるときは、プライバシー性を重視することも大切です。プライバシーが考慮されていない家はストレスが溜まりやすく、家族との摩擦が起こったりします。

予算内で満足できる家づくりをしよう

建売住宅と比べて注文住宅が優れているのは、こだわりを自由に反映できることでしょう。ただ予算が明確に設定されている以上、できることには限界があります。理想を追い求めているとすぐに予算不足になりますので、こだわりポイントには優先順位をつけておき、費用がかかりすぎる場合は優先順位が低い条件から妥協をしていきます。注意したいのは水回り関係の設備であり、ここを節約しすぎると後悔することが多いです。水回りは生活に密着した部分であり、ここの快適性が生活の利便性につながります。水回りを便利にするには動線が重要であり、大人二人が交差できるような状況が好ましいです。キッチンや電気製品・家具などのサイズが大きすぎると、スペースを狭くしてしまうので注意してください。